米ツアー開幕。松山英樹、石川遼、岩田寛「新シーズンへの手応え」

  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko text by Sportiva
  • photo by Getty Images

 一方、予選落ちに終わったものの、米ツアー本格参戦4年目を迎えた石川も、開幕戦で得たものは大きかったという。

「予選2日間だけのラウンドでしたけど、いいプレーができていました。スコアも悪かったとはいえ、一打、一打、最後まで集中してプレーすることもできました。特に収穫となったのは、ドライバー。日本ツアーを戦っていた1カ月間はドライバーがよくなかったんですが、スイングを変えてよくなったと思います。悪いショットは2、3回。それで、どういうときに右に行くとか、または左に行くとか、その原因もはっきりとわかったので、すごくいい勉強になった。

 昨季は自信を持ってプレーできず、消極的なシーズンでした。だからこそ、今季は攻めの姿勢を貫いていきたい。それは、自分の中のモノ、『ああなったらどうしよう』といった不安との戦いで、意外と難しいことですが、そこは今、自分が一番変えていかないといけない部分。しっかりと克服していきたい。そういう意味では、この2日間は、一打、一打集中して、自分がイメージした球を、それだけを狙って打つことができた。課題がちょっとずつよくなるのは楽しいし、正しいプロセスを踏んでいると思うので充実しています。とにかく、結果は出ませんでしたが、自分で納得のいくショットが多かった。怖がって打ったミス、それでショックを引きずるようなミスもなかった。この感覚を大事にしていきたい。2日間ですが、一打、一打打つごとに成長できたと思います」

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