【木村和久連載】アフターゴルフこそ「命」。愉快な『19番H物語』

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第25回

 先日、茨城方面でゴルフをして、つくばエクスプレスに乗って帰る際、途中下車して『ららぽーと柏の葉』に寄りました。ここがまた楽しくて、常磐方面の寄り道スポットとして、時々使わせてもらっています。

 何がいいかって、ゆったり買い物が楽しめるんですよね。

 渋谷に行って、『ZARA』だ『H&M』だといろいろな店舗を回って服を買っていると妙に疲れます。店への移動が疲れるし、人ごみも大変だし、地価が高いので、店内がコンパクトにまとまり過ぎていて圧迫感もある。

 それに引き換え、『ららぽーと』にあるショップの広くて開放的なこと。お客さんは適度に入っており、詰め込み過ぎ感がまったくない。まるでロサンゼルスのロデオドライブ()で買い物しているみたいだわ~って、それは言い過ぎですか。
※ビバリーヒルズにある高級ショッピングストリート。ブランドショップが立ち並ぶ、アメリカ・ロサンゼルスの観光スポットのひとつ。

 そんなわけで、アフターゴルフの楽しみは、巨大ショッピングモールがオススメです。食事もできるし、映画も観られますから、一日中いても飽きない。むしろ、そこから帰るのがおっくうになります。

 そもそも日本の地方都市は、ほとんどが"シャッター商店街"化して、『イオン』や『アリオ』などのショッピングモールが、街の機能を吸い取ってしまいました。田舎育ちの私としては、ショッピングモールが商店街です。

 故郷石巻に帰ると、『イオン』にまず集合。そこで食事をして、買い物して、映画を観て、終(しま)いには飲んで、とずぅ~っと居る。もはや、『イオン』の外には出られない体、コタツに入った三毛猫状態になっているんですね。

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