【ゴルフ】菊地絵理香、藤田光里...今季最初のメジャー女王は?

  • 古屋雅章●文 text by furuya Masaaki
  • 小内慎司●撮影 photo by Kouchi Shinji

 日本女子ツアーの今季メジャー第1弾、ワールドレディスチャンピオンシップ・サロンパスカップが5月7日(~10日/茨城県)に開幕する。

 会場は、例年どおり林間コースの茨城ゴルフ倶楽部。ただし今年は、これまで行なわれてきた西コースから、東コースに舞台が変わる。その分、距離は若干短くなって、6550ヤードのパー72(昨年は6630ヤード)となるが、高速かつ傾斜のきつい砲台グリーンは、変わらぬ難しさ。選手たちが最も苦労する"難所"になるかもしれない。

ツアー初優勝を飾って、勢いに乗っている藤田光里。ツアー初優勝を飾って、勢いに乗っている藤田光里。 そうした厳しい条件の中、まず求められるのは、精度の高いアイアンショット。難関となる砲台グリーンに対して、パー4なら2打目、パー5なら3打目で、狙いどころにピンポイントで落とす技術が必要になるからだ。テレビ解説などでお馴染みの森口祐子プロも、「セカンド、もしくはサードショットで、どれだけいい位置に落とせるかが、勝敗のカギを握る」と語る。

 そして、そのアイアンショットの精度をより高め、グリーン上にピタッと止めるためには、できるだけ高い球を打てるショートアイアンで勝負したいところ。とすれば、当然、ティーショットでの飛距離がモノを言うことになるだろう。距離が短くなったと言っても、女子ツアーの中では長いコースの部類。ロングヒーターが有利なのは間違いない。

 そこで、それらのポイントを踏まえつつ、選手個々の持ち味や今季の調子などを加味して、今大会で優勝争いに絡んできそうな注目選手を、前出の森口プロに挙げてもらった。

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