リーズが井手口陽介を獲得する理由を、フロントの藤田俊哉に聞いた (3ページ目)

  • 中田徹●取材・文・撮影 text & photo by Nakata Toru

―― ということは、1月にリーズと契約し、それから期限付き移籍というシナリオですか?

藤田 井手口の考え次第だけど、気持ちはヨーロッパに向かっていると聞いている、みんなも「そう考えているなら、なんとか力になりたい」という気持ちになっている。11月のブラジル戦やベルギー戦を経験し、「ワールドカップの前に国外で経験したい」という気持ちを抑えられないのだと思う。選手のその気持ちは誰にも止められない。もちろん、クラブはすべてのシナリオを用意し、説明もしている。

―― 1月に井手口選手がヨーロッパに来る可能性は大だと?

藤田 そう。だけど、行き先は慎重に考える必要がある。ベストはリーズでプレーすること。まずは、そこを目指す。

―― 選手の希望に添うように、ですね。

藤田 もちろん、それが一番。だけど、彼がプレーする回数が可能なかぎり広がるところでプレーしてもらいたい。ワールドカップ前に名前だけ聞こえがよいクラブに行ってベンチで過ごすことは、やっぱりよくない。

―― リーズが提携しているクラブは?

藤田 リーズとして提携の契約書にサインしてないけれど、オイペン(ベルギー1部)とクルトゥラル・レオネサ(スペイン2部)とは協力関係にある。

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