ミラン番記者が分析。今季の本田圭佑はなぜ好調なのか (3ページ目)
とすれば、これから必要なことは、国内の上位クラブとの試合で結果を残すことである。中堅クラスまで落ちた今日のミランとはいえ、それなくして真の意味で『10番』として認められることはないだろう。今季、第3節のユベントス戦で訪れたそのチャンスを本田はモノにできていない。むしろ、その試合で本田個人も、チーム全体も、まざまざと力の差を見せつけられ、0-1という結果に終わっている。
今季前半戦、上位対戦は第12節のインテル戦(11月23日)、第15節のナポリ戦(12月14日)、第16節のローマ戦(12月21日)と続く。ちなみに、ユベントスとの再戦は、AFCアジアカップ2015(1月9日〜1月31日)を終えた直後の2015年2月8日(第22節)に控えている。
果たして本田は、その真価を今季こそ発揮してみせるのだろうか。私は一記者として、彼のポテンシャルを信じ続ける。
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