W杯の行方を左右する!世界ナンバーワンGKは誰だ?
欧州サッカーの旗手たち(8)~ゴールキーパー編
チャンピオンズリーグ(CL)決勝。
アトレティコ・マドリードのゴディンがヘディングで決めた先制弾は、カシージャス(スペイン代表/レアル・マドリード)の飛び出しミスも絡んでいた。さらにこの試合で彼はもう一本、決定的な飛び出しミスを犯している。そこで、チームメイトに「どうしたんだ、しっかりしろ!」とゲキを飛ばされていた。
欧州を代表するGKに成長したクルトワ(ベルギー代表/A・マドリード) カシージャスかブッフォン(イタリア代表/ユベントス)か。
つい先日まで、世界ナンバーワンGKは、このどちらかだと言われていた。3番手に来るのは実力派のチェフ(チェコ代表/チェルシー)で、4番手には評判を上げているノイヤー(ドイツ代表/バイエルン)。GKの上位ランキングは、こんな感じで並んでいた。
しかしカシージャスは、レアル・マドリード前監督モウリーニョとの間に確執が発生。一昨シーズンの後半から、出場機会を失った。昨季アンチェロッティが監督に就任しても、出場環境は元に戻らなかった。出場機会が与えられたのはチャンピオンズリーグと国内カップ戦のみ。国内リーグではもっぱらベンチを温めることになった。
世界的な名GKの看板が、すっかり薄れた状態にあることは、スペイン代表にも影響を与えそうだ。5月31日にセビーリャで行なわれた親善マッチ、対ボリビア戦でスタメンを飾ったのはレイナ(ナポリ)だった。
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