日本人最多ゴール記録の岡崎慎司、「たどりついたらまた欲が出る」
ニュルンベルク戦で、マインツの岡崎慎司が今季14ゴール目を決めた。香川真司の13ゴールを上回る、ブンデスリーガでの1シーズンの日本人最多ゴール記録を更新したとあって、試合後の取材エリアはちょっとした盛り上がりを見せた。
ニュルンベルク戦で今季14ゴール目を決めた岡崎慎司 まずは中継テレビ局を始め、複数のドイツメディアに呼ばれる。続いてクラブの公式SNS用の簡単な動画撮影を行ない、日本のテレビ局の取材をはしごした。途中、チームの広報の女性が、我々に笑顔で教えてくれる。「あっちでのインタビューが終わったら、シンジは来るからね」。細やかな気遣いに、待ちくたびれた我々も和んだ。
当の岡崎本人はといえば、いくつものインタビューを受け、試合終了から時間がたっていたこともあって、案外落ち着いているように見えた。
「前回の代表(3月)のときに、シンジ(香川)と『(俺の記録を)越えるんじゃん』という感じの話をしていたんですけどね。でも、僕は一応フォワードで、シンジは中盤。彼はアシストとゴールの合計数が多いし、レベルが違うと思う。でもフォワードとしては一応面目が立ったかな」
香川のことをたてたうえで、笑いを誘うように続けた。
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