「選手たちの意識がこんなにも違うのか」。フロンターレU―18がトップチームと対戦、その後にどんなことが起こったのか (6ページ目)
「戦術ももちろん大切ですが、アカデミーで最も大切なのは、個々がうまくなることだと思っています。私自身も中村憲剛という選手が大好きで、これは極端な発言に聞こえるかもしれないですが、彼のように一人ひとりがうまくなれば、試合に勝てるでしょう、という思いもあります。
だから、一人ひとりがうまくなることから逃げてはいけない、目を背けてはいけないのがアカデミーだと思っています。アカデミーの指導者として、強いて私の色を出すとすれば、一人ひとりをうまくすること、強くすること、そして賢くすることだと考えています」
長橋監督自身も、等々力競技場のスタンドがまばらだった時期を知る川崎フロンターレのOBのひとりである。アカデミーが着実に成果を挙げている背景には、クラブが培ってきた26年という財産の共有がある。
◆第3回につづく>>
【写真・画像】映える笑顔と美しさ。川崎フロンターレのチアリーダーたち(写真40枚)
6 / 6