激戦のJ1残留争いで生き残るチームはどこだ? 識者3人の見解はほぼ一致した (2ページ目)

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磐田のJ2降格はほぼ確実
残るは福岡、G大阪、京都の争い

浅田真樹氏(スポーツライター)

◆最終予想順位
12位=ヴィッセル神戸
13位=清水エスパルス
14位=湘南ベルマーレ
15位=アビスパ福岡
16位=ガンバ大阪
17位=京都サンガ
18位=ジュビロ磐田
※識者の予想順位については、各クラブとも11位以上になる可能性はあるが、12位までの順位としてもらった(以下同)。

 残留争いの最中にある7クラブの残り試合数は、すべて4か5。現実的に起こりうる可能性を考えれば、18位磐田のJ2降格はほぼ確実だ。実際の争いは、12位の清水から17位のG大阪に絞られたと見ている。

 まずは現時点で最上位の清水だが、一時は残留争いを完全に抜け出すかに思われたが、9月は未勝利。安心感が緩みにつながり、再び生じた危機感が焦りにつながるのは最悪のパターンだ。

 とはいえ、自動降格圏内の17位G大阪との勝ち点3差のアドバンテージは大きい。プレーオフ行きはともかく、自動降格の可能性はかなり低いはずだ。

 続いては、勝ち点31で並ぶ3クラブ。調子が上向いてきた神戸、下降傾向の福岡、淡々と残留争いを続ける湘南と、それぞれ色分けできるだろう。

 神戸は直近2試合を連勝し、降格圏を脱した。リーグ戦中断で試合間隔が空いたことも、主力のコンディション不良に悩む神戸にとっては、今後に向けた好材料だ。

 対照的に福岡は、前節でリーグ戦9試合ぶりの勝ち点3を手にしたが、シーズン全体の動きで言えば順位は下降線をたどっており、見通しは明るくない。

 湘南は順位こそ大きく変動はしていないものの、内容自体は緩やかな上昇傾向にあり、しぶとく勝ち残りそうな雰囲気を漂わせる。

 そして最後に、現在の順位ではプレーオフ進出となる京都と、自動降格となるG大阪だが、どちらも状態は芳しくない。

 京都はシーズン序盤の上位躍進から一転、急失速。一方のG大阪はシーズン序盤から低迷が続き、調子が上向かないまま、ついにここまできてしまった。どちらも、ここから大きく状況が変化するとは考えにくく、あとは他クラブの成績との兼ね合いだろう。

 以上を踏まえ、結論は予想順位表で示したとおり。自動降格は京都とG大阪の、プレーオフ進出はG大阪と福岡の争いと見る。

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