長谷部誠後の日本代表キャプテン像。必要なのは闘将よりも頭脳派か (3ページ目)

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 日本代表チームについて言えば、これだけ海外リーグでプレーする選手が増えた今、各選手が自己主張をしっかりするし、自信もプライドも持っている。その選手たちを、ピッチの中で気持ちが離れないようにまとめるのがキャプテンだ。その意味で、柴崎の持っているパーソナリティーであれば、十分務めることができるだろう。鹿島アントラーズの伝統なのかもしれないが、小笠原満男のように、柴崎も背中で引っ張る朴訥で武骨な感じで、そこが彼の良さでもあると思う。

 その柴崎とコンビを組むボランチを誰にするかだが、橋本拳人はすでにその能力の高さを示しているし、ケガで離脱しているが三竿健斗もいい成長の過程をたどっている。ほかに、欧州で経験を積んでいる遠藤航らも控えており選手層が厚い。国内にも五輪世代の齊藤未月ら若手も伸びてきている。今後に期待したい。

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