阪神・岩田稔、いらん子扱いから「アイツやりよる」と思わせたい (5ページ目)
―― 「オールスターに出たい」とか「タイトルを獲りたい」といったことも、はっきり口にしていますよね。選手から何かを発信してもらえると、ファンにとっては楽しみが増えると思います。
「言わないと伝わらないこともいっぱいありますからね」
―― 自分の言葉の向こうにファンがいるというのは意識していますか。
「意識というか、隠していたら面白くないんでね。こういう世界に入ったからには楽しくやりたいと思っています」
―― はっきり言うことで自分にプレッシャーをかけているわけではない?
「プレッシャーとかは全然ないですよ。楽しかったらそれでいいです」
―― そこを目指している自分も楽しい?
「楽しいです」
―― どのタイトルがいちばんほしいですか。
「勝率がいいってことは負けないってことですよね。いちばん縁のない、そういうところを狙っていきたいです。今まで1点で抑えても負けがつくこととか結構あったんで。このタイトルを獲れたら『してやったり』みたいな感じじゃないですか。言ったことを結果で示す。そういうことをやってみたいです」
―― これまでの10年間はそれができなかった?
「首脳陣の評価をひっくり返したいとか、そういうのはありましたね。最初は“いらん子”扱いされていたのが、“頼む”みたいになったときは、めっちゃ気持ちよかったですよ」
5 / 6