今年も健在!? ロッテ「5年周期説」に選手たちの反応は? (4ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

「(5年周期説は)いい材料かと聞かれればそうかもしれないですが、ジンクスを気にしながらプレーすることは100%ないですね。まったく関係ない。うん、まったく関係ない(笑)。ここから先は、勝つという気持ちをどれだけ強く持つかです。強い精神力を持ったチームが、最終的に勝つと思います」(堀幸一打撃コーチ)

 当然といえば当然だが、誰ひとりとしてジンクスを気にしている者はいなかった。結局、そうしたジンクスに頼ったりするのは、見る側だけのようである。とはいえ、そういうジンクスがあることで、厳しい局面の時に少しでも心の支えになることはないのだろうか。再び、清田聞いてみた。

「ハハハ、まったくないです。残り試合もわずかとなってきて、ここからが本当の勝負なんで。先のことは考えず、1試合1試合をしっかり戦うことで結果はついてくると思います。そのためにひとつでも多く打点を稼ぎたい。ウチは波に乗ると、みんな止まらないぐらい打ち出すので、僕はチームに少しでも早く火をつける役目を果たせればと思っています」

 9月8日現在、ロッテは3位の西武と2ゲーム差の4位。しかし、西武より8試合多く残しており、逆転でCSに進む可能性は十分にある。そしてロッテには「CSに強い」という過去の実績もあり、またその頃には2005年と2010年の日本シリーズでMVPを獲得した今江敏晃がケガから復帰する。はたして、『5年周期説』は今年も実現するのか。パ・リーグの10月は波乱の気配がするのだった。


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