大谷翔平の告白「162キロより156キロの方がいい」 (2ページ目)

  • 石田雄太●文 text by Ishida Yuta
  • 阿部卓功●写真 photo by Abe Takanori

―― 毎年、紅白歌合戦は見るんですか。

「見ますよ」

―― 楽しみにしていたのは......?

「miwaさんかな。僕、曲を使わせてもらっていますし」

―― 打席に入る時の『キットカナウ』ですね。

「お正月はテレビばっかりです」

―― 今年は1億円プレイヤーになったことですし、実家に帰ったら高校時代の友だちが手ぐすね引いて待っているんじゃないですか。

「焼き肉です(笑)」

―― みんな、おごってくれるもんだと思っているでしょ(笑)。

「楽しい時間を過ごせるんだから、ちっとも惜しくないですよ」

―― 大谷翔平は本当に野球以外の楽しみがないんじゃないかという声をあちこちから聞くんですけど(笑)、本当に24時間、野球漬けなんですか。

「楽しみがないって、そんなことはありません(笑)。僕だって、普通にマンガ読んでいる時とか、楽しいなって思ってますよ」

―― マンガ、読むんですか。

「読みますよ。寮の風呂場にもありますし、そこまで野球だけっていうわけじゃないですよ」

―― でも、それが野球マンガだったりして?

「いや(笑)、今は違います。『リアル』(集英社刊)っていう、井上雄彦さんのマンガにハマっています。面白いというより、本当にいいマンガで、感じるものがあるなって......もちろん井上さんの『SLUM DUNK』(集英社刊)も風呂場にあったので、全巻、読みました」

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