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【ドラフト】即戦力を期待できる2012年ドラフトの隠し玉はこの4人! (3ページ目)

  • 安倍昌彦●文 text by Abe Masahiko
  • 日刊スポーツ●写真 photo by Nikkan sports

 そして最後のひとりは内野手。道都大の遊撃手・大累進(おおるい・すすむ/176センチ。74キロ/右投右打)のフィールディングとベースランニングに「プロの匂い」を感じている。

 今年6月に行なわれた大学選手権では2回戦で敗退したものの、道都大の主将、守りの要、リードオフマンとしてチームを牽引。守備と走塁に関しては、全国の精鋭が集う大学選手権でも目立っていた。

 打球を捕球する際のコースの入り方も、一塁へ送球しやすい方向から入ってきて、正確なスローイングを繰り出す。また、連係プレイでの判断力やポジショニングの良さなど、スピードと精度を兼備した守備力は即プロで通用するレベル。

 さらに盗塁できる足も大きな魅力だ。スタートの勘とスピードがいい。今までそこにいたのに、スッといなくなる。まさにそんな印象のスタートだ。試合終盤を支えるスーパーサブとして、チームにとって必要不可欠な選手になる可能性がある。

 彼らは決して華やかな野球人生を歩んできたわけではないが、その実力はプロで開花する可能性を十分に秘めている。そんな彼らにプロはどんな評価を下すのだろうか。10月25日を楽しみにしたい。

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