Baseballプロ野球

【プロ野球】『守備の人』が2000本安打。
宮本慎也を支えた打撃理論と母の教え

2012.05.05

  • 柳川悠二●文 text by Yanagawa Yuji 岩本直哉●写真 photo by Iwamoto Naoya

ショートとサードで9度のゴールデングラブ賞に輝いた宮本慎也 5月4日、東京ヤクルト対広島。スワローズ一筋18年、41歳5カ月の宮本慎也が史上最年長にして、大学と社会人を経験したプロ野球選手としては古田敦也氏以来2人目となる2000本安打を達成した。

 2000本まで残り25本で迎えた今季、その25本が果てしなく遠かった。4月1日の巨人戦で左膝に死球をもらい、以降、調子を崩して5試合連続で無安打だったこともあった。

「全然ヒットが出なくて、正直、もう1本も打てないんじゃないかと思ったこともありました。ホッとしました。その一言に尽きます」

 大阪のPL学園高校から同志社大学、プリンスホテルというアマチュア球界のエリート街道を歩み、95年にヤクルト入団。いずれの時代も真っ先に評価されたのは守備だった。

 PL学園元監督の中村順司氏(現・名古屋商科大学野球部監督)が明かす。

「どんなに難しい当たりでも、グラブでボールを包み込むように捕球できたし、ノックを打つこちらがヒヤリとするような打球でも、最低限、ボールを送球しやすいように身体の前に落とすことができた。打撃はともかく、内野手としては天性の巧さがあった」

 大学、社会人へと進んだ宮本の守備はさらに磨きがかかっていく。プリンスホテル時代の監督である石山建一氏は、「社会人野球の中でも、宮本の守備は抜けた存在だった」と言う。

「一歩目の早さが他の選手と違うから、難しい打球にも追いつけるし、いい体勢で捕球することができる。ポジショニングにしても、味方投手の調子と相手打者のスイングを見て判断していたと思うのですが、面白いように宮本の正面に打球がいくんです。守備に関しては、捕る、投げるだけでなく、いろんなところにセンスを感じました。すぐにプロでも通用するレベルでした」

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