【プロ野球】菊池雄星、筒香嘉智、今宮健太......今季のキーワードは『高卒3年目』 (3ページ目)
そして野手陣にも活きの良い高卒3年目が揃う。村田修一が巨人に移籍し、長距離砲の出現が待望される横浜DeNAからは筒香嘉智。1年目に新人のイースタン記録となる26本塁打、昨年は一軍で40試合に出場して8本塁打と着実な成長を見せた。4番候補として臨む今季は一気にリーグを代表するスラッガーに名乗りを挙げるチャンスだ。
また、川崎が移籍したソフトバンクでは今宮健太がショートのポジションをうかがう。昨年はチーム21年ぶりとなる10代での開幕一軍入り。チームが首位を走り続ける戦いの中では守備、代走要員として18試合の出場にとどまったが、「川崎以上」との評価も聞こえる守備力と小柄ながら高校時代に62本塁打を放った打撃力をどこまでアピールできるか。
さらに、09年の甲子園を沸かせた堂林翔太、庄司隼人の広島勢や、楽天の西田哲朗ら、ファームでレギュラーとして経験を積んできた面々にも楽しみな素材が揃う。
昨年は斎藤佑樹を筆頭に田中将大、澤村拓一らの“プラチナ世代”が話題をさらったが、今年のキーワードは“高卒3年目”。多くのスターが海外へ戦いの場を移していった2012年、彼らの不在を忘れさせるような新星たちの活躍を期待したい。
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